卵巣と血流
上の図は骨盤内の卵巣や子宮、そして動脈・静脈の様子です。
左右の足からの静脈は、骨盤のところで1本になって上がっていく近くにちょうど卵巣があります。
静脈の上に卵巣が乗っているような状態です。
さらに、卵巣側から見ると、静脈よりも動脈の方が奥にあります。
つまり、卵巣に近い方に、静脈という冷たい血が流れ、遠いところに動脈という温かい血が流れているということです。
また静脈は動脈よりも太いので、接触面積も大きいといえます。
そのため、ある不妊治療専門のドクターは「静脈を流れる冷たい血液はちょうど空冷システムみたいに、卵巣を冷やし続けているといえます。
なので、からだを温めること、特に足下や下半身を温めることは、卵巣を温め、活性化することにつながるのではないかと思います。」とおっしゃっています。