ながいきや本舗でもロングセラーとなっています「サンマット」。

このサンマットの開発者である藤井良也さんは、平成13年に化学技術振興功績者として表彰されていらっしゃいます。

その受賞の理由についてご紹介させていただきますね。

従来の温熱治療器は、からだの照射範囲が狭く局所的なため、人体の深部温度を上げ目的の治療効果を達成しようとすると、体表面温度だけが高くなり、そのために不快感を感じたり、生体内の恒常性を乱すことになりかねませんでした。

そのため、様々な副作用や低温火傷を誘発するのではないかという問題や、ペースメーカーや金属プレートが体内にある場合は使用できないという課題がありました。

藤井氏は、これらの問題や課題を解決するために、からだに最も有効と言われている、生育光線の波長10ミクロン前後の遠赤外線波長をより多く出せる、特殊セラミック放射体と、遠赤外線放射を均一に放射できる装置を開発。

これにより、金属類に照射された遠赤外線は反射するため、体内に埋め込まれたペースメーカーや金属類があっても、ペースメーカー等に影響を及ぼすことなく、温熱治療を行うことが可能となりました。

また冷却ファンを装着することによって、最適温度が維持できるようになり、低温火傷の問題を解決しました。

この功績によって、鍼灸や外科、婦人科系など幅広い分野の医療現場において活用され、これまでの治療器では得られなかった自然治癒力や免疫力向上効果が期待されています。そのため代替医療や介護医療への活用も進められています。