マツムラ通信

育毛剤が精子を痛めつけているって本当!?

育毛剤が精子を痛めつけているって本当!?

男性にとって妊活世代と薄毛や脱毛に悩む世代と重なります。
20代頃から脱毛や薄毛に悩み始めるとどうしても気になりますし、何とか発毛する手だてがあればチャレンジしたくなる気持ちは誰にもあるのではないでしょうか。

ところが、育毛剤による発毛の仕組みは簡単に言うと男性ホルモンの働きを協力に抑制して発毛を促すということになります。

フィナステリドは、男性ホルモンのテストステロンが活性型であるジヒドロテストステロンに変換されるのを阻害する薬です。

男性ホルモン(アンドロゲン)は妊活世代の男性にとっては最重要。

アンドロゲンは脱毛の原因であるため、その活性を阻害することで脱毛を予防するという考えです。しかし、アンドロゲンは精子形成にも重要な役割を果たします。したがって、アンドロゲンの活性を阻害すると悪影響があると考えられます。

2013年、カナダのサンプラスキ博士らは、「Fertility and Sterility」に次のような報告書を発表しています。
Finasteride use in the male infertility population: effects on semen and hormone parameters.

(男性不妊患者におけるフィナステリド使用:精液所見とホルモン所見への影響)

この研究では、4,400 人の男性不妊患者のうち 27 人 (0.6%) がフィナステリドを服用していました。
もともとホルモン検査には上記のような症状は見られず、フィナステリド中止後も変化は見られませんでしたが、精液検査の結果を比較すると、フィナステリド中止後は精子数が平均11.6倍に増加していることが分かりました。

休薬した後は精子数が平均11.6倍に増加。

休薬した後は精子が再度復活したという報告もありますのでやはり、妊活中は育毛剤の使用は控えた方が良いと思われます。

待望の赤ちゃんを授かった後でも育毛は遅くありません。

お酒やタバコ、ストレスに睡眠不足。環境ホルモンに男性ホルモンと妊活男子にとっては気にしないといけないことだらけですが人生のほんの一時期少し我慢しておけばよかったと後悔しないためにも気を付けましょう!

 

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