「新型コロナで男性の性機能が低下、今わかっていること」
ナショナルジオグラフィック 2021年9月28日 「新型コロナで男性の性機能が低下、今わかっていること」
男性器がウイルスの「隠れ家」に、勃起不全のリスク増加の研究も。からの引用です。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/092800469/?P=1
新型コロナ及び新型コロナワクチンと不妊などの情報がSNSを中心に広がっています。
この記事では、「新型コロナウィルスと男性の性機能がの低下」には関連があることが分かってきたこと。
「新型コロナワクチンと男性の性機能の低下」には、全く関連がなく、SEXをしたければワクチンを打つことを専門家の意見として紹介しています。
数ある症状の中で、新型コロナが男性の性機能を阻害することを示唆する証拠が増えている。「それまで問題を抱えていなかった人でも、新型コロナウイルスに感染した後、かなり深刻な勃起不全に陥るケースがあることがわかりました」
全ての男性にとって、コロナウィルスと生殖機能の問題は大きな心配事の一つと言っても良いでしょう。勃起しない、さらに勃起が維持できない、精巣の損傷、睾丸の痛みや腫れ、オーガズムを得られない、射精障害、男性ホルモンの1つであるテストステロン値の低下、メンタル面への影響などと聞けば、男性不妊の原因にもなりますし、そもそも日常生活でのSEXに大きな影響を及ぼします。これらの症状は新型コロナワクチンの影響ではなく、新型コロナウィルスそのものの感染による影響ですから深刻です。
性的パフォーマンスが低下する原因として最も可能性が高いのは、コロナウイルスの影響の一つである血管内皮細胞の損傷だ。
新型コロナウィルス感染の重症化リスクが高いのは、一般的に高齢者、高血圧、肥満、糖尿病などを持病として抱えている人といわれていますが、かなり若い男性の感染者からも性的パフォーマンスが落ちているという問題が報告されています。新型コロナウィルス感染後、死亡した20歳から87歳の男性の精巣組織から新型コロナウィルスが発見され、さらに半数の男性は精子の質が低下していたとの調査結果があります。血管内皮細胞の損傷は性的パフォーマンスの低下の原因として最も可能性が高いと考えられます。勃起は血流に頼っており、血管内皮細胞の損傷は血流の低下、さらに血流の低下による酸素不足からの炎症、など様々に問題を深刻化させます。
精巣はウイルスにとって絶好の隠れ家だ。目や中枢神経系と同様、免疫から逃れられる場所なのである。
ある研究では精巣が新型コロナウィルスの貯蔵庫になっているのではないかと推測されており、このことが精巣で分泌されるテストステロンの分泌量を低下させることも、性欲低下や、メンタルヘルスの悪化などの悪循環を招いていると考えられています。
「新型コロナ感染症と勃起不全の間に確かな関係があることは、ワクチンを接種していない人たちが予防接種を受けるべき理由の一つです」
特に妊活中の男性にとっては、切実な問題になります。早めのワクチン摂取が、今一番の自分を守る方法であることは間違いありません。