赤外線とは読んで字のごとし、「赤の外の光」つまり、虹の7色の「赤の外」にある0.75~1000ミクロンの「目に見えない光」のことです。
その赤外線の中でも、3ミクロン~1000ミクロン領域が「遠赤外線」といいます。
「遠赤外線」という言葉が日本で普及し始めたのは、昭和56年(1981年)頃と言われていますので、意外と新しいと思われるかもしれません。
その後、更に研究が重ねられ、「人の体からも出ている8~14ミクロンの波長の遠赤外線」が、もっとも人体に受け入れやすい波長で、体を良くする効果があることがわかりました。
そして実は、遠赤外線は人体からも放射されていて、さらに驚くことに、人体からの放射エネルギーのうち、約45%が8~14ミクロン前後の遠赤外線であり体の周りに発散されていることが解明されています。
遠赤外線4つの特性
1.輻射
熱源から放射された遠赤外線が、相手の物体にあたり再び熱になること。
遠赤外線治療器から放射された遠赤外線は、人体にあたって体内で再び熱に変わります。
2.特性吸収
輻射によって温まった物質から熱が放射されるので、自然な温かさを感じることができます。
体内で輻射により発生した自然な熱は、体に自然に吸収されるので違和感がありません。
3.共振吸収
同じ振動数の遠赤外線がぶつかると、物質の分子は激しく振動し、その運動エネルギーがさらに大きな熱にかわります。
物は動くと熱を出します。遠赤外線は体内でこの作用を発生させます。
4.深達作用
遠赤外線は人の体に当たると体内の水分子と共振し、熱を発生させます。
遠赤外線から変換された熱は体内を温め血流を上げる事で温かい血液が体の奥深くまで温める事ができます。
遠赤外線はどんなものから発生するか
最初のところで、遠赤外線は「人体からも放射」されているとご紹介しましたが、実は地球上のどんな物からも放射されています。
ただし、その放射量が違います。人体から放射される遠赤外線は僅かです。
人体に対して効果をあげるには、当然効率よく均一に遠赤外線が放射されることが必要ですが、特に効率よく放射するのがセラミックスです。
セラミックスは、そのままでは大きな遠赤外線は発生しないのですが、熱を加えると、効率よく遠赤外線を放射するようになるのです。